Q1: これから概略をご説明します。
Q2: 面接にはしっかりと準備をして臨みたいと思う。
Q3: 昨日督促の電話がかかってきた。
Q4: 春になり辺りには花の香りが漂いはじめた。
Q5: 応募作品を厳正に審査した。
Q6: これ以上拒んでもしかたない。
Q7: 議会に提出された条例は賛成多数で( )された。
Q8: この国に来たころは言葉も通じず知人もいなくてとても( )気持ちになったものだ。
Q9: A社は銀行からの支援によって経営の悪化を何とか()ことができた。
Q10: この会社の営業部では社員一人一人に毎週厳しい()が課されている。
Q11: 今日の対談はサッカー選手と物理学者という()の組み合わせで行われる。
Q12: この美しい映像はコンピュータの最新技術を( )して作られたものだ。
Q13: この数年で数々の食品問題が発覚し食の安全に対する信頼が()はじめた。
Q14: そのことが一番気掛かりでした。
Q15: 案の定川西さんは来なかった。
Q16: 公の場で不用意な発言はしないでほしい。
Q17: これはかなり厄介な問題だ。
Q18: 山田氏は当時のことを回想して次のように語った。
Q19: これは手分けしたほうがいい。
Q20: 抱え込む
Q21: 裏腹
Q22: 耐えがたい
Q23: 携わる
Q24: 人一倍
Q25: 復旧
Q26: この島では春になると花(  )花が一斉に咲いて島全体を埋め尽くします。
Q27: うちの猫はカメラを向けると逃げてしまう。(  )カメラのレンズが怖いようだ。
Q28: 今年は景気の回復傾向(  )大企業を中心に給与の支給額が増えると見込まれている。
Q29: 普段はLサイズを着ているのに間違えてMサイズのTシャツを買ってしまった。でも着てみたら少しきついがMサイズも(  )。
Q30: (ホテルのホームページで)
このページでは当ホテルにご宿泊いただいたお客様から(  )ご意見ご感想を掲載しております。
Q31: 悪いと思うなら素直に「ごめん」と(  )弟はそれができなくてすぐ言い訳する。
Q32: 私が小学校に(  )のころ父とどこか大きな川へ釣りに行った記憶がある。
Q33: バスの窓から大きな虹が見えたので写真を撮った。山道を走るバスに(  )けっこう良く撮れていた。
Q34: 試合後木村選手は「絶対に勝ちたい相手だっただけに大事な場面でのミスが(  )」とコメントした。
Q35: 夫 「見て。実家から米が届いたよ。」
妻 「わあすごい。これだけたくさんあれば私たち当分お米は(  )ね。」
Q36: 彼はこの映画で純粋で不器用な_____ _____ __★__ _____までに演じきった。
Q37: 社長は「常に魅力ある新商品を開発し続けることが重要でありそれ_____ _____ __★__ _____ない」と語った。
Q38: たんぱく質は体の組織を作る重要な成分ですが多くとった_____ _____ __★__ _____ものでもなくとりすぎは逆に健康に悪影響を及ぼすことがあります。
Q39: 来年2月のコンサート_____ _____ __★__ _____となるCDを発売した。
Q40: 新型ゲーム機について来月あたりに何らかの発表を_____ _____ __★__ _____ホームページ上で公表し話題となっている。
以下は丑年の2009年1月7日に新聞に掲載された文章である。
牛の気持ち

子供の頃十二支の民話(注1・2)を聞いたとき私が気になったのはとにかく牛のことだった。牛は「自分は歩くのが遅いから早めに出発しよう」とずいぶん早いうちから出発した。そして一着でゴールする寸前であったにもかかわらず自分の背中に乗っていた鼠に先を越されてしまう。
牛がどんな気分だったかと考えると切なくて仕方がない。自分の地道な努力が利用されることはさぞかし悔しかったはずだと( 41 )。がそのことを話すと母は「牛はあまり気にしなかったんだよ。十二支には入れたし。「モーいいか」と思ったくらい」と答えた。少しほっとした。確かに十二支の一番目が二番目に比べて特典があるとも思えない。怒るほどのことでも( 42 )。
さて先日子供が指を怪我した。軽い打撲だとは思ったものの小心者の私はすぐに整形外科へ向かった。車を走らせ医院に辿り着くと駐車場がいっぱいでこれは混んでいるなと焦った。エレベーターに乗ると向こうから走ってくる男性がいる。閉まりかけの扉を開くが相手は礼も言わずに乗り込んできて目的階に到着すると当然のように先に降りさっさと受付へと向かってしまった。
「こちらのほうが先に来ていたではないか!」と言葉が出かかった。( 43 )頭を過ぎったのが牛のことだ。「ゴール寸前で追い抜かれた牛はこの程度のことは気にかけなかったはずだ。ここは『モーいいか』の精神だ」と思えたのだ。なるほど牛のおかげで( 44 )と私は気を良くし(注3)その後「十二支の民話」の本を探した。読んでみると追い抜かれた牛の場面には「とても悔しがり『モーモー』と怒りました」と書いてある。何と牛( 45 )怒ったのだ。そのことにショックは受けた。が怒るべき時は怒るこれも大事なことだなと私は調子よく考える。今年の私の目標は「モーいいか」と「もう怒りました」をバランス良く使い分けることだ。
  (伊坂幸太郎 『3652――伊坂幸太郎エッセイ集』による)

(注1)十二支:十二年で一回りする暦。一年ずつを異なる動物で表す
(注2)十二支の民話:十二支の動物を競争で決めたという話。一番目が鼠で二番目が牛になった
(注3)気を良くする:いい気分になる
Q41:
Q42:
Q43:
Q44:
Q45:

失敗はすべて子どもがその後の人生を大過(注)なく生きるための血となり肉となる。そう思えば失敗する前に手を出すことがいかに愚かな教育かわかろうというものです。ただし親は常に子どもをそばでしっかり見守っていなければなりません。手は出さないけれどいつでも危険から救ってやれるよう待機するのです。そうしてもし子どもが転んでケガをしたら「ほら痛いでしょう。ぶつからないように注意するのよ」と教えてやる。そういう姿勢が親に求められるのです。
  (大宅映子『親の常識』による)

(注)大過:大きな過ち
Q46: 筆者が親に対して言いたいことは何か。

以下はある会社がホームページに掲載したお知らせである。
ミツヌマ健康食品株式会社>ニュース

 2014.10.14 健康食品「ビタミン生活V」に関するお知らせ

お客様各位
平素は弊社商品にご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、2014年9月8日より通販および弊社直営店舗での販売を開始いたしました「ビタミン生活」 は、情報番組での紹介もあって、当初の販売計画を大幅に上回り、生産が追いつかない状況となって おります。そのため、すでに通販での受注を停止しておりますが、店舗販売も在庫がなくなり次第、 一時中止せざるを得なくなりました。
今後は生産体制を整え、11月17日に店舗販売のみ再開を予定しております。
お客様にご迷惑をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。
ミツヌマ健康食品株式会社 お客様担当係:0120-333-44554
「受付時間 10:00-18:00 土日祝休み」
Q47: 「ビタミン生活」についてこの文書は何を知らせているか。

以下は諦めについて書かれた文章である。人が自分の能力以上のことに憧れそれがどうしても出来ないというのになお執着を持っているとしたら登れない壁の下で徒らにじたばたしているようなもので気の毒でもありますが滑稽でもあります。この場合は諦めが必要です。ただそれはその次の自分の能力に合った憧れなり道なりを求めるためにのみ必要であって諦めの中に憩ってしまうことは少し見当が外れていることになるかもしれません。
 (串田孫一『考える葦』による)
Q48: 筆者の考えに合うのはどれか。

私が35歳になったころ「このごろは少年時代に経験したようなものすごい雷雨が無くなった」と口にしたことがあります。ところが60歳ぐらいになったとき35歳ぐらいの人から同じ言葉を聞いたのです。つまり私が強い雷雨は無くなったと感じたときその人はまだ少年時代で強い雷雨を経験していたことになります。この場合は無くなったのは少年時代特有の自然から受ける鮮烈な印象驚き恐れでしょう。
 (倉嶋厚『日和見の事典――倉嶋 厚の人文気象学ノート』による)
Q49: 筆者の考えに合うのはどれか。

不安は正体がつかみきれないときほど膨らんでいく。長く引きずる。
人間だれでも自分に都合の悪いこと恐ろしいことは考えたくない。そういう心理が働くから無意識のうちに問題をあいまいにして解決を保留にする。そうして結局①いつまでも不安をダラダラと抱え続けてしまう。逆に自分の何がどのように不安なのか不安に思う必要があるのかどうかを把握すればそれだけで不安は減る。不安の正体が明確になってこれは何かしなくてはまずいと認識されればそれは「危機感」になる。
危機感は不安と違う。危機感をもてば行動を起こそうという意欲が湧く。さらに情報を集めて行動計画をたてようとする。やるべきことが明確になる。だからスタートが切れるのだ。
問題は鍵となる不安は何なのかということだ。様々な不安の中からそれを特定して意識する。その不安に思いきり光を当てて自分で正体を見極められれば次にどうすればいいかの対策も講じられる。(中略) 不安にはしばらく保留にしておいても大丈夫な不安もある。それがわかった瞬間不安はまた少し減る。
こうして自分が何をやらなければいけないかが見えてくる。やる気が出てくる。動く気になる。不安の解決策を考えながら夢が膨らんでくることもある。
(佐々木直彦『「仕事も人生もうまくいく人」の考え方』による)
Q50:いつまでも不安をダラダラと抱え続けてしまうとあるがなぜか。
Q51: 筆者によると危機感をもつとどうなるか。
Q52: 不安について筆者はどのように考えているか。

自分の泣いているときの表情や笑ったときの表情をまともに見たことのある人はまずない。
写真やビデオになれば自然な笑いがおさめられることもあるかもしれないがそこに映っているのは過去のそれであっていま内側から生きている感情と重なり合うものではない。その点鏡ならばそれを同時的に捉えられそうにもみえる。しかしじっさいには自分が笑っているときその笑っている自分の顔を見たとたんもはや笑いつづけられなくてさっと笑いがさめてしまうものである。泣いているときも同じである。(中略)

自分の表情を視覚的に捉えることにはそもそも無理がある。他方他者の表情を内的に捉えることも私たちが他者の身体を内側から生きることができない以上不可能である。ならば他者の表情の理解はほんらい不可能なことだということになるはずだが私たちは日頃から表情の理解が不可能だとか困難だとかほとんど思いもしない。現に私たちは他者のわずかな表情の変化にも敏感であるしその表情の理解を土台にすることで人間関係の基本部分を成り立たせている。

表情はほぼ人類に共通であって微妙な表情は別として人種がちがってもそれを読み間違うことはまずない。含み笑いとか苦笑いあるいは愛想笑いとかいったものだと同じく笑いでも文化差があって読み間違うことがあるかもしれないが典型的な表情に関してはまず間違わない。そうだとすれば類としての人間のなかに表情を通して人どうしわかり合うメカニズムが個の単位を越えて存在するものと考えねばならない。
(浜田寿美男『「私」とは何か』による)
Q53: いま内側から生きている感情と重なり合う表情について筆者はどのように考えているか。
Q54: 他者の表情を理解することについて筆者はどのように考えているか。
Q55: 筆者の考えに合うものはどれか。

多くの大人は子供よりも先に生きているから自分の方が人生を知っていると思っている。しかしこれはウソである。彼らが知っているのは「生活」であって決して「人生」ではない。生活の仕方いかに生活するかを知っているのを人生を知っていることだと思っている。そして生活を教えることが人生を教えることだと間違えているのである。しかし「生活」と「人生」とはどちらも「ライフ」だがこの両者は大違いである。「何のために」生活するのと問われたらどう答えるだろう。こういう基本的なところで大間違いをしているから小中学校で仕事体験をさせようといった愚(注1)にもつかない教育になる。(中略)生活の必要のない年齢には生活に必要のないことを学ぶ必要があるのだ。それはこの年齢このわずかな期間にのみ許されたきわめて貴重な時間なのだ。生活に必要のないことは人生に必要なことだ。すなわち人生とは何かを考えるための時間があるのはこの年代の特権なのである。
「人生とは何か」とはそこにおいて生活が可能となるところの生存そのものこれを問う問いである。「生きている」すなわち「存在する」とはどういうことなのか。
この問いの不思議に気がつけばどの教科もそれを純粋に知ることの面白さがわかるはずだ。国語においては言葉算数においては数と図形理科においては物質と生命社会においては人倫(注2)どれもこの存在と宇宙の不思議を知ろうとするものだと知るはずだ。人間精神の普遍的な営みとして自分と無縁なものはひとつもない。どれも自分の人生の役に立つ学びだと知るはずなのだ。
(池田晶子『人間自身――考えることに終わりなく』による)

(注1)愚にもつかない:ここではばかばかしい
(注2)人倫:人として守るべき道
Q56: 多くの大人について筆者はどのように考えているか。
Q57: 筆者によると子供にとって必要なのはどのような時間か。
Q58: 「人生とは何か」と問うことによって筆者は何がわかると考えているか。
以下はある芸術家が書いた文章である。
人間は動物とちがって知的な活動その情熱をもっている。おさなくたって魂の衝動は強いのだ。だから子供は描きたがる。形色にして確かめる。だが問題は自分のなかにあるものを外に突き出す投げ出すという行為自体であって決して出来上りの効果ではない。
だから子供は描きおわってしまったものはふり向きもしない。捨てられたって何とも思わないのだ(中略)それを大事そうに拾いあげて「これは面白い。」「坊やは才能がある。これをうまく伸ばせば将来えらい画家になるかもしれない。」などと観賞したり評価するのはいつでも大人で子供自身はもしほめられてもそんなものかなと聞いているだけである。

だから「子供の絵」というような言い方の根本に何か間違いがあると私は思う。描いたものには違いないが「作品」ではない。その以前のもっと根源的な何ものかなのである。

「絵」などというから大人の「絵画作品」と混同して考えてしまう。そこにズレがおこる。大人のは見せる芸であり商品である。はじめから観賞することしてもらうことを目的とし結果を予測しながら作り上げたものなのだ。

いわゆる「絵描きさん」となると描いている瞬間瞬間に結果がわかっている。こうやればこうなる。習練(注1)と経験によって色やタッチ(注2)の効果が計算できるし生命の衝動情熱無目的な行動よりも結果の方に神経が働いてしまう。出来ばえに逆にひきずり回されているのだ。
しかも大向こう(注3)の気配まですでに見すかして……こんな趣向は喜ばれるだろうこれはちょっとやりすぎかななどと意識・無意識にそんな手応えにあわせながら仕事をすすめている。評判をとり買手がついてくれなければ食ってゆけないし社会が許さない。生活はきびしいのだ。無償の行為というわけにはいかない。 明らかに「作品」つまり「商品」を作っているのである。 大人の作品だって本質的には生命力こそ肝要なのだ。自分の存在を純粋に外に投げ出す突き出すアクションの質強さによって猛烈な魅力になる。

私自身は少なくともそのつもりである。よくあなたの絵はわけがわからないと言われるが「絵」でございますというようなものは作りたくない。それ以前そして以後のものをひたすらつきつける。――絵ではなく芸術。そして出来るかぎり他の評価を無視したいと思っている。
 (岡本太郎『美しく怒れ』による)

(注1)習練:練習
(注2)タッチ:ここでは筆の使い方
(注3)大向こう:ここでは観賞する人々
Q59: 捨てられたって何とも思わないのはなぜか。
Q60: 子供の描いたものが「作品」ではないのはなぜか。
Q61: 「絵描きさん」について筆者はどのように述べているか。
Q62: 筆者は芸術をどのようにとらえているか。
A
世界遺産への関心が高まるのは喜ばしい。各地で登録をめざす動きも活発化している。新聞をはじめとしたメディアがそれらを報じる機会も増えた。ただいつも気になるのはそこに「地元では観光振興に結びつくのを期待している」といったたぐいの文言が必ずと言ってよいほど目につくことだ。
私としては観光・経済効果の拡大を否定はしないし文化財保護との両立はできると考えている。しかし近年の状況を眺めると遺産の保護という基本理念があまりにも置き去りにされてしまってはいないだろうか。
(中村俊介『世界遺産が消えてゆく』による)


B
日本では映像や書籍などさまざまなメディアで世界遺産を商品化しパッケージ・ツアーが数多く組まれ観光産業と深く結び付く。だがそれは本当に建築や自然を愛し歴史への理解を深める人間を増やしているのだろうか。 (中略)
世界遺産であろうとなかろうと建築の価値は個別に判断すればいい。人間も肩書きだけですべてを理解できないだろう。世界遺産に認定されたからといって株のように建築の価値が上昇するわけではない。むろん観光資源として巨額の富をもたらすだろうがモノとしては同じままである。私が気になるのは世界遺産だけを特別視するあまり逆にそれ以外のものはがんばって保存しなくてもいいという風潮を助長するのではないかということだ。
(五十嵐太郎 『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』による)
Q63: 近年の世界遺産についてAとBが共通して認識している点は何か。
Q64: AとBは世界遺産をめぐってどのような姿勢を持つべきだと述べているか。
本というのは人間と同じようなものだ。一律の価値によって優劣を決めることはできない。人気者がいるのと同じようにベストセラーがある。嫌われ者がいるように誰からも手に取られない本もある。だがどれもがそれぞれの価値を持っている。それを求めている人の手に求めているときに渡ればそれは良書になる。

それゆえ私はインターネットの書評サイトなどでまるで自分を神であるかのように本の優劣を断定しているものには激しい抵抗を感じる。もちろん書評をするのは悪いことではない。本を批判したりほめたりするのももちろん大事なことだ。だがあくまでもそれはその人の知識と関心と人柄によっての判断でしかない。つい神の立場でものを言いたくなる気持ちはわからないでもないがそれはあまりに傲慢というものだろう。

私の本もインターネットの書評サイトでかなり叩かれているものがある。それはそれでやむをえないと思っている。ある程度売れるとそれをけなしたがる人間がいるものだ。本をけなすと自分が著者よりも偉くなったような気がするのだろう。私自身も本を書くようになる前いや正直に言うとある程度売れる本を出すようになる前他人の本をずいぶんけなしたものだ。 ただきわめて心外なのはないものねだりをしている評があまりに多いことだ。たとえば私はある参考書を出している。その趣旨としていることは「大学の小論文試験に何とか合格できるだけのレベルの小論文が書けるようにするため最低限これだけの知識は持っていてほしい」という知識を整理した参考書だ。だから私はその本の中では敢えて難しいことは書いていない。ところがその参考書を酷評する(注)書評がある。そしてその評の中には「この本を読んでもかろうじて合格するくらいの力しかつかない」と書かれている。

私はまさしくかろうじて合格するくらいの力をつけるためにその本を書いているのだ。かろうじて合格すればその本は最高の良書だろう。私がそのような意味で敢えてカットしたことを取り上げてそれが書かれていないからと批判されてもこちらとしては困ってしまう。

そのような身勝手な書評がなんと多いことか。知識のある人間が入門書を幼稚すぎるとけなし知識のない人間が専門書をわかりにくいとけなす。しかしそれは単に自分の背丈にあっていない本を求めただけのことに過ぎない。きちんと自分の背丈にあった本を探して買うのが読者の務めだと私は思う。
本について語るからにはあらゆる本に愛情を持つべきだと私は考えている。そうしてこそ本を批判する資格を持つと思うのだ。
(樋口裕一『差がつく読書』による)

(注)酷評する:ひどく厳しい評価を下す
Q65: 筆者はどのような書評が傲慢だと感じているか。
Q66: ある参考書について筆者が心外だと感じたのはどのような書評か。
Q67: 筆者によると本が良書と言えるのはどのような場合か。
Q68: 本を批評する人に対して筆者が言いたいことは何か。
就職支援行事(9~12月)のスケジュール
就職活動を行う学生のために、各種行事を実施しています。 全行事、申し込みは不要です。当日、学生証を持参のうえ、会場へお越しください。
時間行事名内容
9月19日(金)就職ガイダンス「就職活動全般の基本的な情報」
就職活動の方法やスケジュールなど
9月24日(水)留学生ガイダンス留学生向けの在留資格や留学生の就職状況などの説明
10月3日(金)就職活動体験談(1)広告・マスコミ業界に就職した卒業生による就職活動の体験談
10月16日(木)就職ガイダンス【就職活動全般の基本的な情報】
内容は9月19日と同じです
10月23日(木)留学生ガイダンス内容は9月24日と同じです
11月7日(金)留学生マナー講座留学生が日本で就職活動を行うにあ たっての基本的なマナー講座
11月20日(木)就職活動体験談(2)金融・証券業界に就職した卒業生による就職活動の体験談
12月1日(月)合同企業説明会詳細は下記参照
12月12日(金)就職活動体験談(3)貿易・流通業界に就職した卒業生によ る就職活動の体験談
12月17日(木)合同企業説明会詳細は下記参照

開催時間: ア... 14:50~16:20 イ......18:30~20:00 ※合同企業説明会は下記参照
開催場所:⑥以外...縁山ホール ⑥...101教室

合同企業説明会について
合同企業説明会は業特別に、以下の日時に開催されます。
各国、約50社が参加予定です。(途中入退場自由)
12月1日 12月17日
16:00~17:00金融・証券広告・マスコミ
17:15~18:15 広告・マスコミ メーカー - IT
18:30~19:30 貿易・流通教育・福祉

注意事項
* 就職希望者(留学生含む)は、「就職ガイダンス』のどちらかに必ず出席してください。
*「留学生ガイダンス」は希望者のみ出席してください。
縁山大学就職課
Q69: 留学生のマイクさんは日本で就職したいと思っている。マイクさんが必ず出席しなければいけない行事はいくつか。
Q70: 林さんはマスコミ関連の企業に就職したいので関連企業に就職した先輩の話や関連企業の仕事内容について聞きたいと思っている。林さんは授業のため17時以降しか出席できない。林さんに合う行事はどれか。
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